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コンテナとは?種類、メーカー、利用方法を解説 – コンテナの買取、販売、改造なら中古コンテナ.net

コンテナ情報館

コンテナとは?種類、メーカー、利用方法を解説

コンテナとは容器、箱の一種です。サイズや形状に種類がありますが、主に海上・陸上・航空における貨物輸送において、規格化されたものを指してこう呼びます。

コンテナを導入することで従来の数倍あるいは数十倍の輸送力、そして大幅な荷役コストのダウンを実現しており、貨物の効率化に一役買ってきました。

さらに近年ではレンタル倉庫や仮設オフィス、複数のコンテナを組み合わせて家屋や店舗形態にする、など、幅広い分野で注目度が高まっています。

この記事では、コンテナの概要、種類、コンテナを製造しているメーカーなどについて解説いたします。

1.コンテナの概要

コンテナは、英語のcontainer「容器」「入れ物」を意味しますが、主に貨物輸送に用いられる容器・ボックスを指します。

サイズ・形状・強度に種類がありますが、工業規格によって標準化されていることが一般的で、どのメーカーのコンテナでもあらゆる施設でそのまま積み下ろしができ、より多くのコンテナを輸送機器に積め、海上輸送からそのまま陸上輸送へとシフトすることが可能です。

材質は鋼鉄、アルミ、FRP(繊維強化プラスティック)などが挙げられますが、いずれも比較的リーズナブルな製造を実現しています。加えて強度があり、軽量なものほどコンテナ素材として適しています。また、長時間・繰り返し使える耐久性も求められます。

輸送手段としては船舶、トラック、鉄道、航空機などが挙げられますが、最も広く用いられる貨物コンテナはISO(国際標準化機構)で規格されている国際海上貨物用コンテナ(Shipping containersまたはIsotainers)です。

なお、内部に貨物が入ったコンテナを実入りコンテナ、何も入っていないものを空コンテナ(空コン)と呼ぶことがあります。

①歴史と発展の経緯

現在のコンテナの性質を有するプロトタイプのようなものはそれ以前にもあったようですが、海上輸送におけるコンテナの始祖は、米陸運会社シーランド(Sea-Land Service)の創始者マルコム・P・マックリーン氏です。1956年、アメリカ・ニュージャージー州のニューアーク港から58個のコンテナをトレーラーに載せたまま積み込み、同国テキサス州ヒューストン港まで沿岸輸送をスタートさせました。入港したコンテナは待機していたトラックへそのまま移され、目的地へ輸送されています。

時を同じくして、当時砂糖・パイナップル貿易を行っていたハワイのアレクサンダー&ボールドウィン(A&B社)の子会社にあたるマトソンが、コンテナを用いて荷役(にやく、にえき。貨物の上げ下ろしを行うこと)コストを削減するため、ストラドルキャリア(コンテナの移動や積み上げに特化した特殊自動車のこと)を開発します。1958年8月にはストラドルキャリアを用いたコンテナ輸送を成功させました。

この二つのスタートは、「船からトラックへ、あるいはその逆への積み替え」をスムーズにしたこと(一貫輸送)。また、従来マンパワーに頼っていた荷役を機械化し、さらに荷役にかかる時間を削減・貨物船の停泊の回転率を高め「荷役コストを大幅に削減」したことによって、海上輸送に大きな革新をもたらしました。

さらに一貫輸送のため容器を開け閉めする必要がなく、盗難や貨物へのダメージの防止。荷役時間を短縮したことで「決まった時間に輸送される」という定時性。頑丈なコンテナで運ぶことで実現した安全性などが評価され、アメリカを皮切りにヨーロッパ・日本もコンテナ導入に続き、1970年代には世界の主要航路のコンテナ船化はほとんど完了していました。

こういった経緯から、コンテナは「世界を変えた」「海上輸送革命」などと称されることもあります。

もう一つのコンテナの利点として、形状やサイズが規格化されているため、船の容量が許す限りコンテナを積載できる、というものが挙げられます。そのためコンテナ輸送船舶はどんどん大型化していき、今では20,000個以上のコンテナが積載できる船舶が就航しています。

一方でコンテナ輸送を導入するためには適した港湾設備が必須です。コンテナの積み下ろしを行うクレーンや大量のコンテナを積み下ろし・受け渡しをする施設を作り上げるには、莫大なコストがかかります。『CONTAINERISATION INTERNATIONAL YEARBOOK』は、例年「世界の港湾別コンテナ取扱個数ランキング』を発表しており、ここで大型コンテナ船にどの港湾が対応できているかを確認することができます。

②規格

海上コンテナはISOによって国際的に規格化されたことで急速に広まりました。

用途や輸送方法によって様々ですが、長さ20フィート(6,058mm)と40フィート(12,192mm)の二種類がよく用いられます。1フィートは約0.3048mです。

さらにその中でも

■長さ20フィート×高さ8.6フィート××幅8フィート

■長さ40フィート×高さ8.6フィート×幅8フィート

■長さ40フィート×高さ9.6フィート×幅8フィート(ハイキューブ・コンテナ)

ハイキューブ・コンテナは背高(せいたか)コンテナとも呼ばれます。高さ9フィート6インチであることから、クンロクといった通称もあります。これに対して8フィート6インチの通常コンテナをハチロクと呼ぶこともあるようです。

背丈が高くなるため、荷役中や陸上輸送中は高さへの注意喚起のため、側面やドアに警告ステッカーが貼られます。

日本ではハイキューブ・コンテナに対応していない車道も少なくないため、認定された区域以外では利用されません。

また、2005年にISOに45フィートコンテナが定められましたが、これまた日本での使用は限定的です。

コンテナの取扱量はTEUという単位で表すことができます。Twenty-foot Equivalent Unit(20フィートのコンテナ換算)の略で、1TEU=20フィートコンテナ一個を意味します。

FEUという、 Forty-foot Equivalent Unit(40フィートのコンテナ換算)、1個の40フィートコンテナを指す単位もあり、1FEU=2TEUに該当します。

なお、海上輸送で流通している貨物コンテナは背番号(船荷証券:B/L)を持っており、ここにコンテナの所有者、タイプ(後述しますが、ドライコンテナ、リーファーコンテナなど)、サイズが表記されることとなります。この番号もまたISOによって規格化されています。

最初の三文字:所有者を示す登録されたアルファベット三文字

次の一文字:U、Unitの頭文字

次の六文字:所有者が任意に決める数字

最後の一文字:コンピュータ用検査数字(チェックデジット)

コンピュータは、この番号によってそれぞれのコンテナを振り分け、管理することとなります。

ちなみに日本のJR貨物における鉄道用コンテナは、現状ではISOではなく日本独自規格で標準化されています。

と言うのも、海上コンテナが一般化される以前の1959年に日本国有鉄道(現JR貨物に引き継ぎ)が汐留(現在は廃止)~梅田間でコンテナ貨物列車の運転を開始し、同年にコンテナ専用列車「たから」号の運行から普及していった、という経緯があるためです。

ただし、荷主やリース会社が製造保有する私有コンテナはこの限りではありません。私有コンテナはJR貨物に登録することでJR貨物での鉄道輸送が可能となりますが、私有コンテナはISO規格となっています。また、JR貨物の独自規格も、ISO規格に準ずることが課題となっています。

③海上コンテナの分類

海上コンテナは大きく分けて二種類あり、それぞれで輸送や積み下ろしの手順が異なります。

一つはFCLです。

Full Container Load Cargoの略で、一荷主(シッパー)の貨物のみでコンテナをいっぱいにする、貸し切りを指します。

FCLは荷主自ら、あるいは荷主が委託した海貨業者によって貨物の詰め込みを行います。荷主自らコンテナ詰めすることを、シッパーズ・パックと呼びます。この場合、私有地でコンテナ詰めを行うため、税関の許可が必要です。しかしながら詰め込んだ後は輸送先までコンテナを開けないため、紛失や破損を軽減することができます。

もう一つはLCLです。Less than Container Load Cargoの略で、複数の荷主の貨物を一緒のコンテナに詰める混載便を指します。

LCLは船会社がコンテナ・フレート・ステーション(CFS。港湾内におけるコンテナ施設内の置き場のこと)でコンテナをいったん開けて、他のLCL貨物と詰め合わせます。自分自身の輸送先へ着く前に何度かコンテナを開ける必要があるため紛失や破損のリスクがあります。しかしながら輸送コストを複数荷主で分担しあうため、コストを抑えた輸送が可能となります。

なお、船会社(運送人:キャリア―ズ)がコンテナ詰めすることを、キャリア―ズ・パックと呼びます。

④利用方法

コンテナは何といっても「貨物輸送」が大きな目的となります。しかしながら輸送で重宝されてきた「耐久性」「堅牢性」「輸送のしやすさ」「リーズナブル」といった特性が、コンテナ自身の拡張性を高めることとなりました。

現在、世界中の幅広い分野でコンテナは応用されています。

いくつか例を挙げると、まずは倉庫として。「レンタル倉庫」「レンタル物置」など、収納スペースの貸し出しは現代において一大ビジネスになっています。ちなみにこれは一般的に「住宅が小さいから置き場がない」などと言われる日本のみならず、海外でもさかんです。そんな居住スペースとは別に用意された倉庫にコンテナが用いられます。レンタルコンテナとか、コンテナ倉庫なんて用語を聞いたことがあるかもしれませんね。設置が容易なこと、増築・減築がしやすいこと、耐久性が高いことなどから、大切なものを閉まっておくのに非常に便利です。

また、解体や移動(トラックなどでの輸送)がしやすいため、イベント時の仮設オフィスとしても用いられます。

加えて、コンテナハウスの存在も忘れてはいけません。文字通りコンテナに住む形態となりますが、コンテナの独特のレクタンギュラーフォルムがオシャレである、と海外から火が付き、今では日本でも普及するようになりました。海上コンテナをそのまま住宅として使うケースは減ってきましたが、耐久性やリーズナブルに新築できるといった側面はコンテナハウスならではです。

なお、コンテナハウスをさらに応用して、オフィスや賃貸マンション・アパート、学校、アトリエ。また、災害時などの仮設住宅としても使われています。従来のプレハブに比べて防音・断熱性に優れているためです。

2.コンテナの種類

現在コンテナはその貨物によって様々な種類が存在します。しかもこの種類は増えつつあり、コンテナがいかに様々な貨物輸送に欠かせないかがわかります。

その一部をご紹介いたします。

①ドライコンテナ

最も一般的な輸送用コンテナがドライコンテナです。

雑貨、家電、工業製品など多種類の貨物輸送で普及してきました。前述した倉庫などにもドライコンテナが用いられます。

サイズも20フィート、40フィート、ハイキューブコンテナとオーソドックスなものが使われます。

②リーファーコンテナ

reefer(リーファー)とは大きな冷蔵・冷凍庫を意味する英単語です。

この名前の通り、生鮮食品や冷凍食品、フィルムなどの化成品、電子部品、医薬品、化学製品などといった冷凍・冷蔵貨物の輸送のために用いられ、ドライコンテナの次によく普及してきました。

冷却装置やファンなどが付いているものもありますが、必ずしも「冷凍する」ことに特化しておらず、貨物に最適な温度を維持する構造となっています。

輸送するものは環境で味や質が劣化してしまう類のものであるため、湿度センサなどで乾燥や湿気を防ぐ工夫がこらされていることも少なくありません。

ちなみにリーファーコンテナがまだ今ほど普及していなかった頃、この利用に先鞭をつけたのは成城石井です。いち早くリーファーコンテナで世界各地の産地からワインを輸送し、ワインに適した温度・湿度環境下のもと、上質なワインを日本に届けさせました。そのため今でも成城石井のワインの裏ラベルには「Reefer品質保証」と表記されています。

こういった特性から温度管理が必要な倉庫、あるいは貨物の一時保管場所としても使用されています。

なお、サイズはドライコンテナと同様ですが、断熱材が取り付けられているため、ドライコンテナより内寸は小さく、容量は低くなります。

③タンクコンテナ

液体貨物を輸送するためのコンテナです。専用タンクを鋼製フレームで囲い、支えた構造となっています。

原酒、濃縮果汁、しょうゆ、油類、液体化学薬品などを輸送します。

「危険物用」「非危険物用」の二種類に区別されたり、完全液体専用のもの、あるいはガス類用のものに分類され、取扱が異なってきます。

リーファーコンテナ同様、温度管理システムなど付加機能が付いたコンテナも利用されてきました。

④ベンチレーター・コンテナ

ベンチレーターとは、換気・通風装置を指します。日本では通風コンテナと呼ばれることもあります。

通風孔や通風装置をコンテナに取り付けることによって、屋内を常に換気した状態に保ちます。

野菜や果物、樹木などの輸送に用いられてきました。

ちなみにドライコンテナでも簡易的なベンチレーター機能が付いた製品もありますが、ベンチレーター・コンテナと比べると換気能力は低くなります。

⑤ペンコンテナ

牛、馬など、生きた動物を輸送するのに適したコンテナがペンコンテナです。

通風、給餌(きゅうじ)、排せつのための排水溝など、輸送される動物がその間問題なく生活できるよう考慮された構造となっています。

⑥様々な形状のコンテナ

コンテナと言うとドライコンテナのように、四方を壁で囲われた外観が思い浮かぶかもしれません。しかしながらこの形状自体を変え、それぞれの貨物に適した構造を実現したコンテナも存在します。

例えばオープントップ・コンテナ。名前の通り、天井部分が取り外し可能な形状を持ちます。

崇高物や重量物を輸送するのに長けており、象や馬などといった大型動物が運ばれることもあります。また、コンテナ状部からの荷役が可能、といった利点もある一方で、天井部分がないため他のコンテナを積み上げることができない、といった側面も持ちます。

また、フラットラック・コンテナは、屋根部分・両側面・扉面を持たない形状となっています。横に長い貨物や重量物、通常コンテナでは積むことのできないほど大型の貨物の輸送を対象に用いられてきました。こちらも上部・左右いずれからでも荷役ができる一方で、他のコンテナを積み上げたり、密着させたりできないことがあり、輸送費が高くなるケースもまま見られます。

この他に上部構造を持たないフラットベッド・コンテナなどが挙げられます。

3.コンテナのメーカー一覧

コンテナを製造しているメーカーは中国に非常に多く、一大拠点となっております。

広東省の中国国際海運コンテナ(集団)や深センのCIMC(中国国際海運集装箱)などが有名ですね。

ただ、国内に目を向けて見ても、日通商事や株式会社ジャカコン西日本などがメイドインジャパンらしく信頼性の高い物流コンテナを製造しています。

なお、近年では自動車部品メーカーとして有名な東プレがヤマト運輸と共同でリーファーコンテナを開発したり、同じく自動車部品メーカーのデンソーが中国国際海運コンテナとの共同のもと、海上コンテナに参入したりといった動きも目覚ましく、その裾野の広さを感じさせます。

4.まとめ

コンテナとはどのようなものか、なぜ物流面で重宝されているのか、コンテナはどのようなメリットがあるのか、ドライコンテナやリーファーコンテナといった種類・用途などをご紹介いたしました。

もちろん今回ご紹介したのはまだまだ一部。現在では物流面のみならず、コンテナハウスやガレージ、倉庫など応用例は増すばかりです。

生活にコンテナを取り入れようと思っているけど、もっと詳しく知りたい。そんな方はぜひ一度お問い合わせください!

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