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なぜ輸送にコンテナを使うようになったのか

貨物輸送の主役・コンテナ。在来貨物船(在来船)ももちろん就航していますが、現在、海上輸送のほとんどがコンテナ船を使用しています。ちなみに日本の貿易は海上輸送と航空輸送の手段がありますが、国土交通省の調べによると99.8%の輸出入は海上から運ばれてきます。つまり、日本の貿易は、コンテナ船が支えていると言って過言ではありません。なお、これは日本のみならず、世界的な潮流でもあります。

では、なぜ貨物の輸送にコンテナが使われるようになったのでしょうか。

従来の在来船に比べて、どのようなメリットを持つのでしょうか。

この記事では、コンテナ輸送の利点を解説するとともに、輸送にありがちなトラブル回避策・豆知識をご紹介いたします。

1.なぜ輸送にコンテナを使うの?

コンテナ船の歴史は1956年にはじまります。

アメリカの陸運会社シーランドの創始者マルコム・P・マックリーン氏がコンテナを発案し、58個のコンテナを積載させて就航しました。

それから60年以上経過する今、世界の輸送はほとんどコンテナに依存しています。冒頭でもご紹介したように、それは日本も例外ではありません。

コンテナは、「海上輸送における技術革新」とまで言われてきました。

なぜ輸送の主役がコンテナになったか、コンテナを使うメリットと言う観点から解説いたします。

メリット①世界共通の規格のもとに標準化されている⇒荷主は低コストで輸送が行え、しかもコンテナはらくらく手に入る!

現在海上輸送に用いられるコンテナは、ISO規格(国際標準化機構)によってサイズが標準化されています。

規格にはいくつか種類がありますが、最も広く普及しているのは20フィートコンテナと40フィートコンテナです。20フィートが長さ6,058mm×幅2,438mm×高さ2,591mm、40フィートが長さ12,192mm×幅2,438mm×高さ2,591mmとなります。

ここで言うサイズとは、外法寸法です。後述しますがコンテナにはただ貨物を詰め込めるだけでなく、用途によって冷却装置が付いていたり断熱材が壁に施されたりしていて、重量や内法寸法は変わってくることはあります。しかしながら外法寸法だけは同一です。

この国際的に同一のサイズを用いている、ということがミソ。

つまり、どの国のどのメーカーのどの機種を利用したとしても、一連の輸出入に支障がありません。

仮に、規格がバラバラだとします。すると、東南アジアで荷役したコンテナは、日本のトラックに積み込めるサイズではなかった(⇒各国向けのトラックを用意しなくてはいけない!?)。あるいはコンテナは長方形型のため別のコンテナを重ねることができますが、他国のコンテナ同士だとサイズが合わず、それも叶わない(⇒コンテナ船におけるスペースの無駄が発生し、非効率!)などと言ったケースが頻発します。

国際規格で統一していれば、こういった心配はなくなりますね。

また、ひとくちに貨物と言っても、それは雑貨であったり穀物であったり液体であったりと形状・重量が様々であり、梱包するとさらにバラバラになります。しかしながらコンテナ詰め(バン詰め)をしてしまえば一つのコンテナとして扱うことができ、専用機械で荷役をスピーディーに行うことが可能です。

前述の通り、コンテナは積み重ねることもできますので、一度の就航でより多くの貨物を運べることに繋がります。

一見こういったメリットは荷主に旨味がないように思われますが、それは違います。コンテナの何よりの魅力であり、「技術革新」と言われる所以は荷役の効率化です。荷役が効率的に行えることで従来よりも時間やコストを短縮し、結果として荷主へのサービス提供をよりリーズナブルに行えることを意味しています。

さらに、規格化されているということは大量生産が可能で、より安価に、そしてどこででも入手しやすいという側面を持ちます。荷主はいざコンテナ輸送を利用しようと思った時、容易にコンテナを手に入れることができるでしょう。

しかも用途が限定されていないため、一度使った後に別の輸送で使うことができ、そのため中古市場やレンタル市場も活発です。

なお、鉄道貨物においてもコンテナが導入されていますが、コンテナ船が開発される以前の1955年頃から国有鉄道がコンテナを利用していた経緯があるため、JR貨物による独自規格のもとに作られたものを採用しています。

メリット②荷役の効率化および海陸一貫輸送⇒荷主にとって質の高いサービスを受けられる!

メリット①でも述べたように、コンテナの何よりの功績は荷役を効率化したことです。

さらに、コンテナ輸送は、海陸一貫輸送(Door to Door輸送)という革命をももたらしました。

つまり、船で運ばれてきたコンテナをそのままトラックに乗せ、目的地まで輸送することができる、ということです。

これは何もトラックだけではありません。飛行機や貨物鉄道(独自規格があるとは言え、ISO規格のコンテナにも対応していることがほとんど)、トレーラーなどと言った、海からやってきたコンテナ船を次の目的地までに運び込む際に、コンテナを積むだけで済みます。

従来はその貨物に合った輸送手段が必要でしたが、コンテナで統一することでどの輸送にも対応できる適応性を獲得しました。

また、コンテナはガントリークレーンという大型クレーン車で積み下ろしされますが、これも形状がバラバラな従来貨物では難しかったこと。コンテナの導入によって荷役がオートメーション化され、結果としてよりスピーディーに陸上輸送へと移行させることができます。

これらのことから、在来船に比べてコンテナ船の停泊日数は大幅に短縮されました。

これによって多くの便を就航することができ、荷主にとっては安価に質の高いサービスを受けられる、ということを意味します。飛行機などにも言えることですが、一週間に一便しか出ておらず、しかもあまり積み込めないのであれば、利便性は著しく低くなります。

前述の通りコンテナは重ねて積むこともできるため、近年コンテナ船の積載量はどんどん増えていき、それに合わせてコンテナ船も大型化しています。それが頻繁に就航してくれるのですから、荷主にとってはコストも抑えられて嬉しい限りです。

なお、現在、海運の定期航路では「グローバルアライアンス」と呼ばれる国際提携が主流となっています。

一社で週に何便ものコンテナ船の就航を行うことは資金的にも人員的にも難しいですが、海運会社同士でグループとして提携することで、一週間に複数便のサービス提供を可能にしています。

こういった提携もコンテナが規格によって統一されているからに他ならないでしょう。

メリット③貨物へのダメージが少ない!

海洋上では大波や風雨によって貨物が濡れたり、荷崩れを起こして破損してしまったりすることが少なくありません。そのため在来船では過剰ともいえる梱包が主流でした。

しかしながらコンテナのさらなるメリットとして、堅牢性が挙げられます。コンテナはメーカーや製品にもよりますが、鋼鉄やアルミなどを素材として用いており、リーズナブルであるにもかかわらず高い強度を誇ります。そのため強い衝撃が加わっても壊れたり亀裂が入ったりすることがなく、貨物を守ってくれるという特徴があります。

もちろんデリケートな品は厳重な梱包が必要ですが、それでも梱包資材の使用は大幅に削減され、節約につながりました。

加えて、コンテナは一つのボックスとなっているため、雨天でも荷役作業が可能となりました。雨濡れの心配がないので、天候に左右されず安定した輸送をサポートしています。

こういった堅牢性・コンテナ内へのダメージレスは、別用途への再利用も加速させます。

たとえばコンテナガレージやコンテナハウスが良い例ですね。必ずしも輸送用コンテナが使われるわけではないのですが、コンテナの壊れづらさ・劣化しづらさが着目され、様々なシーンで活躍することとなりました。

2.こんな時どうすれば?コンテナにありがちなトラブルとその解決策

メリットがたくさんのコンテナですが、もちろんトラブルもあります。

そこで、そんな時の解決策や、事前に対策したい豆知識をご紹介いたします。

①湿気で貨物が痛んでしまった⇒防湿対策をしよう!

水に囲まれることとなる海上は、非常に多湿です。赤道直下においては、コンテナ内の最高湿度が80%にのぼる、などという報告もあります。また、バン詰めが熱帯雨林地域であった場合も、湿気に悩まされますね。

そのため湿気や水分に弱い貨物を輸送する際、防湿対策は必須。

では、どのように除湿すればいいか。これには豆知識があって、布団を入れると湿気をその布団が吸ってくれて、除湿対策に役立ちます。最近では除湿マットなども販売されていますので、それを利用しても良いでしょう。

また、湿気と同様に貨物に影響を与えるのが結露です。

結露とは温かい水分を含んだ空気が冷やされることで水に変わってしまう現象で、家屋でもしばしば問題になりますね。湿気の多い土地から輸送する場合、大きな問題となります。昼夜の寒暖差が大きい海上であることも鑑みると、対策は必須と言えるでしょう。

対策としてはコンテナ内外の温度変化を小さくする、あるいはバン詰めの際に水分を入れないようにする、といったことが挙げられますが、なかなか難しい場合もありますね。そこで、水分に弱い貨物を運ぶ場合は、結露防止シートやコンテナ用乾燥剤を一緒に積み込むようにしてみましょう。

布団にしろ、こういったシートにしろ、コンテナに詰めることで積載容量はその分減ってしまいますが、大切な貨物を守るためにぜひ行ってみてくださいね。

なお、破損や亀裂の入っているダメージコンテナを避ける、というのも防湿・防結露には重要です。こういったダメージコンテナは雨濡れや貨物へのダメージにも繋がります。

輸送前にEIR(Equipment Interchange Receipt:機器受け渡し証)でコンテナのダメージは確認されることになり、もともとのコンディションが原因で貨物に影響が出たことが発覚した場合、保険の受取に支障を及ぼす可能性があります。

②食品が傷まないか心配⇒リーファーコンテナという選択肢も!

近年、様々な便利機能が付属したコンテナがラインナップされています。

液体を運ぶことに特化したタンクコンテナ、大型動物を運ぶためのペンコンテナなどが挙げられます。ちなみに前項で湿気対策をご紹介しましたが、換気・通風装置を取り付けたベンチレーター・コンテナなるものも製品化されました。

生鮮食品や冷凍食品、温度変化に弱い電子部品などを輸送する場合は、リーファーコンテナの利用がお勧めです。

リーファーコンテナは冷却装置やファンなどが取り付けられたコンテナによって、貨物にとって適切な温度を保てることがメリットです。

③デリケートな貨物の輸送、壊れないか心配⇒厳重に梱包しよう

コンテナ船における貨物へのダメージ要因として多いのが、落下や振動、荷崩れなどです。コンテナがいくら堅牢とは言え、デリケートな品を運ぶ時にそのリスクは大きなものとなりますね。

ダメージ対策としては、梱包を厳重にすることです。コンテナ輸送の発明によって梱包の簡素化が進んでいるとはいえ、破損しやすいものはこの限りではありません。必要に応じて緩衝材などを用いましょう。

また、貨物に著しい損害が発生した場合、手厚い補償がある保険に加入しておく、というのも手です。

3.まとめ

なぜ輸送の主役がコンテナになったか。その理由について解説いたしました。

コンテナは国際的に規格化されており、荷役の効率化および海陸一貫輸送を実現したこと。これによって一度の輸送にかかる時間・コストが削減され、結果として荷主にとってリーズナブルな運賃で上質なサービスを受けられるようになったこと。コンテナは堅牢で雨天でも荷役ができるうえ、貨物へのダメージも少ないことをご理解いただけたでしょうか。

コンテナは、今では貿易に欠かせません。この機会にそのメリットや利便性を知り、今後貨物を輸送する際にはぜひご活用くださいませ。

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